足柄茶を贈呈し魅力PR 生産農家が知事へ

 新茶の出荷シーズンを迎え、県農協茶業センター(山北町川西)の沼田照義社長や生産農家らが21日、県庁を訪れ、黒岩祐治知事に香り高い足柄茶の一番茶を贈った。

 同センターによると、今年は天候に恵まれて芽の成育が早く、一番茶の収穫は例年より1週間~10日早い4月21日に開始。品質にばらつきがなく、色、香りとも良質という。同町の生産農家、細谷善國さんは「ほどよい甘みと渋みの調和が取れたおいしいお茶ができた」と自信をのぞかせた。

 この日は4月に発売した紅茶缶飲料「箱根山麓紅茶」も贈呈した。同センターは「無香料、無糖、無着色。香りと渋みを楽しみ、暑くなる季節にがぶがぶ飲んでもらいたい」とPR。試飲した黒岩知事は「甘みを加えていないというが甘みを感じる。飲みやすくておいしい」と評した。

 新茶は同センターの直売所をはじめ、県内JAが運営している農産物直売所や横浜市中区の物産・観光プラザ「かながわ屋」などで販売している。

黒岩知事(左から2人目)に新茶や紅茶を贈呈した沼田社長(右から2人目)ら=県庁

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