テイラーのサヨナラ打でナショナルズが投手戦を制す

【パドレス1-2xナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

パドレスのエリック・ラウアーが6回1失点、ナショナルズのジェレミー・ヘリクソンが6回途中1失点と両先発が好投した一戦は、1対1の同点のまま9回裏に突入。4回表にフランチー・コルデロの7号ソロで先制を許しながらも5回裏にブライス・ハーパーの15号ソロで同点に追い付いていたナショナルズは、パドレス4番手のマット・ストラームから一死二塁のチャンスを作り、マイケル・A・テイラーがセンター後方のフェンスを直撃するタイムリー二塁打を放って試合に決着をつけた。

打率が2割に満たないスランプに苦しんでいたテイラーだが、この日は攻守両面で輝きを放った。ナショナルズ先発のヘリクソンは、ハーパーの一発で同点に追い付いてもらった直後の6回表に一死二塁のピンチを招いて降板。代わってマウンドに上がったワンダー・スエロはコルデロを空振り三振に抑えたものの、続くフランミル・レイエスにピッチャー返しのセンター前ヒットを浴びた。しかし、センターのテイラーはこの打球を拾い上げると、本塁へ矢のようなノーバウンド送球。一度はセーフと判定されたものの、チャレンジの結果、判定が覆り、ナショナルズはピンチを切り抜けた。そして、9回裏には試合を決める劇的なサヨナラタイムリー。今日の一戦は、テイラーがスランプを脱出するきっかけとなるかもしれない。

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