完封リレーで接戦を制したブリュワーズが首位固め

【ダイヤモンドバックス0-1ブリュワーズ】@ミラー・パーク

ナ・リーグ中部地区の首位を走るブリュワーズと直近12試合で11敗という急失速でナ・リーグ西部地区の首位から陥落したダイヤモンドバックスという対照的な2球団による一戦は、6回裏にドミンゴ・サンタナの犠牲フライでもぎ取った1点を完封リレーで守り抜いたブリュワーズが1対0で勝利を収めた。ブリュワーズは「終盤までにリードを守って強力リリーフ陣で逃げ切る」という今季の勝ちパターン通りの試合を展開し、2番手のマット・アルバースが3勝目、3番手のジョシュ・ヘイダーが7ホールド目、4番手のコリー・クネーベルが3セーブ目をマーク。この日敗れた2位カージナルスとのゲーム差を2.5に広げ、首位固めに成功している。

両軍の勢いの差がそのまま結果に表れた試合と言っても過言ではないだろう。ブリュワーズは4安打3四球で7人しか走者を出せなかったのに対し、ダイヤモンドバックスは3安打7四球で10人の走者を出した。しかし、ダイヤモンドバックスは盗塁失敗や併殺打でことごとくチャンスを潰し、ブリュワーズは試合中に3度しかなかったチャンスのうちの1つをモノにして犠牲フライで1点をもぎ取った。ブリュワーズ先発のヨーリス・チャシーンは4四球を与えながらも5回無失点と粘投し、6回以降はアルバースが1イニング、ヘイダーが2イニング、そしてクローザーのクネーベルが1イニングを無失点に抑えて完封リレーが完成。敗れたダイヤモンドバックスは6連敗となり、直近13試合で12敗と泥沼から抜け出せない状態が続いている。

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