ハービーが6回1失点の好投で今季&移籍後初勝利

【パイレーツ2-7レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

防御率7点台の大不振でメッツを戦力外となり、トレードでレッズへ移籍してきたマット・ハービーが、新天地での3度目の先発登板でようやく今季&移籍後初勝利をマークした。移籍後2度の先発登板はいずれも4イニングで降板していたハービーだが、この日は1回表一死満塁のチャンスを無失点で切り抜けると、その後はテンポのいいピッチングで6回1失点の好投。奪三振は5つ止まりだったが、パイレーツ打線にわずか3安打しか許さない安定したピッチングで昨年9月7日(現地時間)以来となる白星を手中に収めた。

初回にスクーター・ジェネットとエウヘニオ・スアレスのタイムリー二塁打で2点を先制したレッズは、1点リードで迎えた5回裏にジェネットが8号グランドスラムを放って4点を追加。4点差に迫られた直後の7回裏にはジェネットが犠牲フライを放ってリードを再び5点に広げ、ジェネットは1試合6打点の大活躍を見せた。5回裏の満塁弾はジョーイ・ボットーが敬遠された直後に打ったものであり、ジェネットは「ボットーは球界で最高の打者だから彼らの判断は理解できるよ」と語りつつも意地を見せた格好。また、ジム・リグルマン監督代行は「(ハービーは)移籍後の3試合で一番良かったね」とハービーの好投を称えていた。

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