「国会でしっかり審議を」 カジノ法案巡り横浜市長

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備法案が国会で審議入りしたことについて、横浜市の林文子市長は23日の定例会見で、「ギャンブル依存症対策も含めてしっかり審議してほしい」と述べた。

 IR誘致を巡っては、大阪府や長崎、和歌山県などが意欲を示しているが、同法案では全国で最大3カ所とされている。市長は法案が成立した場合の整備地域の選定について「最終的にはコンペになると思う。最初に手を挙げたとか、熱心だとかいうことではなく、結果的に一番いい内容のところが選ばれるのでは」との認識を示した。

 また、「横浜市の場合、大変賛否が分かれているので、そう簡単に決めるということはない」とも述べ、市として日本型IRを検証した上で誘致の是非を判断する考えをあらためて示した。

林文子・横浜市長

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