ビュテラが決勝打 ロイヤルズ「I-70シリーズ」勝ち越し

【ロイヤルズ5-2カージナルス(延長10回)】@ブッシュ・スタジアム

ミズーリ州に本拠地を置く2球団が対戦する「I-70シリーズ」3連戦は、1勝1敗で日本時間5月24日の最終戦を迎えた。ロイヤルズ先発のジェイコブ・ジュニスが5回2失点と力投すれば、カージナルス先発のマイケル・ワカも7回途中2失点と好投し、試合は2対2の同点で延長戦に突入。10回表、ロイヤルズはイニングを跨いで2イニング目に突入したバド・ノリスから無死満塁のチャンスを作り、ドリュー・ビュテラがセンターへの2点タイムリーを放って、これが決勝点となった。

決勝打を放ったビュテラは「良い試合だった。僕たちには勝利が必要だったからね。僕たちは3試合とも精一杯戦ったし、両チームとも素晴らしいプレイをしたと思う。特に僕たちのチームのブルペンは素晴らしかったよ」と3連戦を振り返り、ブルペン陣の頑張りを勝因に挙げた。この試合ではジュニスの降板後、ケビン・マッカーシーが2イニング、ブラッド・ケラー、ブレイン・ボイヤー、ケルビン・ヘレーラが各1イニングを無失点に抑え、ボイヤーは2勝目、ヘレーラは10セーブ目をマーク。カージナルスに勝ち越しのチャンスすら作らせず、その貢献度の大きさは誰の目にも明らかだった。

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