アリエタ快投 フィリーズが首位攻防3連戦に勝ち越し

【ブレーブス0-4フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

フィリーズの本拠地シチズンズバンク・パークで行われているブレーブス対フィリーズのナ・リーグ東部地区首位攻防3連戦は、1勝1敗で最終戦を迎えた。首位ブレーブスを1.5ゲーム差で追うフィリーズは、先発のジェイク・アリエタがブレーブス打線に7安打を浴びながらも要所を締め、7回途中まで無失点の快投を披露。打線は3回裏にカルロス・サンタナのタイムリー、4回裏にセザー・ヘルナンデスのタイムリー、5回裏にマイケル・フランコのタイムリー二塁打と小刻みに加点し、8回裏にはニック・ウィリアムスのタイムリー二塁打でダメ押しして4対0で快勝を収め、3連戦を2勝1敗で勝ち越してブレーブスとのゲーム差を0.5に縮めた。

アリエタが豊富な経験を生かした落ち着きのあるピッチングで、チームを首位攻防3連戦の勝ち越しに導いた。初回は二死から連打を浴びたものの、カート・スズキをセンターフライに抑えて無失点。2回表は無死二、三塁の大ピンチを背負ったが、続く3人を三塁ゴロ、空振り三振、一塁ゴロに抑えて事なきを得た。7回表は二死から二、三塁のピンチを招き、球数が109球に達していたため降板となったものの、2番手のセランソニー・ドミンゲスが代打のプレストン・タッカーを空振り三振に仕留める好リリーフ。今季4勝目をマークしたアリエタは奪三振率の低下こそ気になるものの、9先発で防御率2.45という成績はエースのアーロン・ノラに次ぐ先発2番手として十分に合格点を与えられる数字であると言えるだろう。

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