西武、17安打12得点で半月ぶり連勝 鷹は継投大失敗で貯金1に減る

6回、今季7号逆転3ランを放った西武・秋山【画像:(C)PLM】

久々に打線爆発、秋山が逆転弾含む4安打4打点、炭谷も4安打2打点

 西武が逆転勝ちで、約半月ぶりの連勝を飾った。24日、敵地ヤフオクドームでのソフトバンク戦に12-5で勝利。2点ビハインドの6回に秋山翔吾外野手が起死回生の逆転3ランを放つと、そこから打線が大爆発。7試合ぶりの2桁安打となる17安打を放って、5月6日の楽天戦以来となる2桁12得点を奪い取り、終わってみれば、7点の大差をつけての圧勝だった。

 約1か月ぶりの復帰登板となった先発のウルフが4回途中5失点でノックアウトされる苦しい展開だったが、打線が試合をひっくり返した。2点ビハインドの6回、2死から炭谷、金子一が連打を放って一、三塁とすると、秋山が代わったばかりの3番手・嘉弥真の初球を右中間スタンドへ。2試合連発となる起死回生の7号3ランで逆転した。

 7回にも、獅子打線はソフトバンクリリーフ陣に襲いかかった。4番手の加治屋から、先頭の浅村が二塁打、山川の二塁打、栗山の三塁打と3連続長打、さらに森にも二塁打が飛び出し、4本の長打で3点を奪ってリードを広げた。

 ソフトバンクは工藤公康監督の継投策が失敗に終わり、逆転負け。連敗で貯金は1に減った。何とか粘っていた先発の中田を5回3失点92球で諦めて中継ぎ陣に託したが、これが完全に裏目。6回に2番手の二保が2死から連打でピンチを招くと、3番手の嘉弥真が逆転3ランを被弾した。

 6回の攻撃では、右前安打で出塁した代打のグラシアルが、続く上林がバントを空振りした際に飛び出して憤死。上林もその後見逃し三振に倒れると、左の野田に対し、本多に代えて起用した川島が空振り三振。完全に流れを失うと、7回には、この3連戦3連投となった4番手の加治屋がつかまって3点を失って試合を決められた。

(Full-Count編集部)

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