Wソックス・カスティーヨ 薬物違反で80試合出場停止

日本時間5月25日、メジャーリーグ機構はホワイトソックスの正捕手、ウェリントン・カスティーヨに対して禁止薬物使用により80試合の出場停止処分を科したことを発表した。メジャーリーグ機構の発表によると、カスティーヨはパフォーマンス向上薬(PED)の一種であるエリスロポエチン(EPO)という物質に対して陽性反応を示したという。

カスティーヨは出場停止処分を受けたことについて声明のなかで「今回の陽性反応は自分の極めてまずい判断の結果、招いたものです。この件について全ての責任を負います。家族やチームメイト、ホワイトソックスの球団組織やファンを落胆させてしまったことに対して、心から謝罪いたします」とコメント。異議申し立てを行うことなく、ただちに処分を受け入れる意向を示した。リック・ハーンGMによると、カスティーヨは「チームメイトに謝罪するのが最優先だ」と語り、現地時間24日の午前中にチームメイトへの謝罪を行ったという。ハーンは「落胆すべき事実だということに変わりはないが、カスティーヨの謝罪は心を打たれるものだった」と語り、チームメイトたちも「人間は誰しも間違いを起こす可能性がある。彼をサポートしていくよ」とカスティーヨに寄り添う姿勢を示している。なお、ホワイトソックスはカスティーヨに代わる捕手としてAAA級シャーロットからアルフレッド・ゴンザレスを昇格。また、アスレチックスからウエーバーでダスティン・ガーノウを獲得している。

© MLB Advanced Media, LP.