門倉剪断工業がテレビ登場、28日深夜KBCの「ドォーモ」で

 九州地区の有力シャー、門倉剪断工業(本社・福岡県鞍手郡、社長・門倉洋平氏)が28日深夜、KBC九州朝日放送の人気テレビ番組「ドォーモ」(29日24時15分~25時10分)に登場する。1300ミリの鋼材を、ガス溶断で一気にカットする迫力場面が放映されて、「実は日本一!大ズカーン」のコーナーで紹介される。

 番組では轟音とともに火花が散る〝極厚切断の凄み〟を体感できる。独自に開発した火口を用いての切断は圧巻である。使用されている鋼材はタテ1300ミリ、ヨコ600ミリ、厚さ310ミリ、重量約2トン。女性リポーターとともに門倉社長が生の迫力を紹介するが、本紙記者も少し登場する。

 約5年前にも地元のテレビ番組に出演。当時は1200ミリのガス溶断に挑戦し、見事に成功して「極厚の切断技術日本一企業」として紹介されている。今回は、100ミリ厚くして新記録にチャレンジした。当初は14日深夜の放送予定だったが、内容が盛り沢山とあって枠を延長して28日深夜の放送となった。

 同社は極厚溶断をはじめ、特殊鋼鋼材、ステンレス、構造用丸鋼、精密機械の各種加工を手掛けており、近年は「鉄鋼切断加工のオールマイティメーカー」として存在感を高めている。門倉社長は「最近は精密機械加工も増えているが、ウチの看板はあくまで〝極厚の切断加工〟。いずれは1500ミリに挑戦したい」と話している。

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