中国地区の鉄鋼関係者、初夏の行楽で親睦 山口鉄友会は登山イベント、新日鉄住金ら市民レガッタに

 5月の大型連休明けから本格的な初夏を迎え、先週末は各地で行楽日和の天候に恵まれた。鉄鋼業界の関係者も自然の中で仲間と親睦を深めた。

 山口県内の鉄スクラップ業者で構成する山口鉄友会(会長・茂山茂山製鋼原料社長)主催の親睦登山「テクテク登ろう会」が19日に催され、山口県山口市と山口県萩市にまたがる東鳳翩山(標高734・2メートル)を登った。

 同山は中国山地の一部、長門山地を代表する山で、新日本百名山の一つに選定されている。当日は茂山会長をはじめ会員や地元電炉メーカー、商社など約20人が参加した。

 午前10時過ぎに二ツ堂登山コースから登山を開始。山の空気は冷たく、山頂は10度程度の肌寒さ。それでも山道を歩けば汗ばみながら、それぞれのペースで登り切った。

 20日には広島市民レガッタが開催された。同大会は40回目を数える広島の初夏を彩るスポーツ行事で、今年も太田川放水路下流から300メートルのコースで熱戦を展開した。参加チームには鉄鋼業界からは新日鉄住金中国支店、住友商事や伊藤忠丸紅鉄鋼も名を連ねた。

 新日鉄住金は青地のロゴ入りTシャツを着用。当日は汗ばむ陽気に恵まれ、各社の応援団は河川敷にテントを張ってバーベキューを堪能しながら、力強くオールを漕ぐ同僚にエールを送った。

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