左腕・スネルが6回無失点の好投 レイズ被スイープ回避

【レッドソックス3-6レイズ】@トロピカーナ・フィールド

レッドソックス3連戦の最初の2試合を落としたレイズは、日本時間5月25日の最終戦にブレイク・スネルが先発。スネルはムーキー・ベッツとハンリー・ラミレスから連続三振を奪う最高のスタートを切り、良い流れのまま6イニングを無失点に抑える見事なピッチングを見せた。唯一のピンチを迎えた5回表は無死一塁からエドゥアルド・ヌニェスを三塁への併殺打に打ち取り、二死一、二塁ではジャッキー・ブラッドリーJr.から空振り三振を奪ってピンチを脱出。無失点の登板は日本時間3月31日の今季初先発以来であり、6勝目をマークするとともに、防御率は再び2点台(2.78)に突入した。

スネルのピッチングをダグアウトから眺めたケビン・キャッシュ監督は「(レッドソックスの本拠地)フェンウェイ・パークで対戦したときのように、本当に良いピッチングをしてくれたね」とコメント。指揮官は前回対戦時の好投を思い出したようだ。前回対戦時はレッドソックス相手に8回途中2失点と好投し、今季初先発のレッドソックス戦でも6回途中無失点。今季のスネルは強力レッドソックス打線を苦しませる存在となっている。また、今季のスネルは本拠地に強いのも特徴で、本拠地トロピカーナ・フィールドでは31回1/3を投げてわずか3失点。防御率は驚異の0.86である。「守備が良かったし、打線も早い段階で点を取ってくれた」とチームメイトへの感謝を口にしたスネルだが、エースへの階段を着実に上っていることは間違いなさそうだ。

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