27日ににぎわい呼ぶ朝市 大和市の桜ケ丘銀座通り

 大和市の小田急江ノ島線桜ケ丘駅東口の桜ケ丘銀座通りで、朝市が27日に初めて開かれる。かつてのにぎわいを取り戻そうと地元の商工関係者が企画した。

 大和商工会議所桜ケ丘支部によると、同通りは最盛期は約150メートルに約80店が軒を連ねていた。ところが、市内に相次いで出店した大型商業施設に客を奪われ、現在は約20店に激減している。「閉店した商店は住宅に建て替えられ、活気が失われた」という。

 朝市は「客だけでなく、出店場所を検討中の商工関係者にも来てもらいたい」と同支部が主催。「県内各地からおいしいもの大集合」と銘打ち、三浦の干物や小田原のかまぼこ、厚木のアユの塩焼きなどの販売業者も加わり、計16店が参加することになった。

 同支部の小川政男支部長(74)は「地元ならではのアイデアや工夫を盛り込み、今後も年4回ほどのペースで実施したい」と話している。

 雨天決行。午前10時から午後2時まで。問い合わせは、小川支部長電話080(3935)0077。

© 株式会社神奈川新聞社