長崎県諫早市仲沖町の石原忠幸さん(75)方の水田跡で、紫色の「諫早菖蒲(しょうぶ)」が咲き誇り、見ごろを迎えている。今月末ごろまで楽しめそう。
石原さんによると、諫早菖蒲は同市高城町の諫早公園などに自生する希少な在来種で、一般的によく見られる伊勢系や肥後系ハナショウブの原種ともいわれる。
石原さんは、約35年前から地元の人に喜んでもらおうと、自宅裏の水田跡に少しずつ植えて増やしてきた。現在は約200平方メートルに諫早菖蒲を中心にショウブ3種約500本を管理している。「きれいに見せるため、咲き終えた花を毎日取るなど手入れが大変だが、できる限り続けたい」と話した。
諫早菖蒲かれん 石原さん方の水田跡
- Published
- 2018/05/26 00:10 (JST)
- Updated
- 2020/05/21 14:39 (JST)
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