球界内に衝撃 球宴3度出場のRソックス・ラミレスをDFAに

レッドソックスから驚きのニュースが飛び込んできた。これまでDL入りしていたダスティン・ペドロイアの復帰に伴って40人枠を空ける必要があったチームは中心打者の1人だったハンリー・ラミレスをDFAにしたと発表した。過去には新人王や首位打者に輝いた選手だけに球界内で衝撃が広がっている。

レッドソックスと4年8800万ドルの大型契約を結んでいるラミレスは今季が契約最終年。この契約には今季残り497打席に立つと来年の契約が自動更新なるオプションが含まれていた。これまで同様に主軸として期待されたラミレスだったが、これまで44試合に出場して打率.254 6本塁打 29打点と不調で一塁と指名打者の選手としては物足りない成績だった。また、5月は打率.163で直近では21打数無安打と苦しんでいた。

チーム内には同じポジションにミッチ・モアランドがおり、アレックス・コーラ監督は彼の出場機会を増やすことを優先に考えているという。デーブ・ドンブロウスキー編成部長によれば「最終的な判断はコーラ監督が決めた」と話している。4月は打率.341と好調であり、これまで球宴3回、首位打者やシルバースラッガー賞など実績を残してきた選手に対して突然の通告となった。

ラミレスは自身のTwitterで「ありがとう、レッドソックス。いつまでも愛しています」と綴り、チームやファンに対して感謝の気持ちを伝えている。DFAになったことで今後はトレード、もしくは自由契約となる。他球団でのプレーの可能性についてはMLB.comのマーク・フェインサンド記者が候補としてツインズをはじめ、アストロズやメッツ、ロッキーズなど6球団の名前を挙げている。果たしてラミレスの今後の去就はどうなるのだろうか。

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