リヴァプールの強烈3トップの一角として戦っているマネ。26日にはレアル・マドリーとのチャンピオンズリーグ決勝に臨む。
マネの出身地はセネガルの小さな村バンバリ。バナナのプランテーションや漁業が盛んな田舎街である。
そして彼はバンバリにいる家族や友人たちに向けて300枚のユニフォームを送ったというのだ。皆でリヴァプールを応援してくれるように。
『Independent』や『Guardian』などが伝えた、その裏にある幼馴染とのエピソード、そして決勝に臨む彼の思いとは…。
サディオ・マネ 「2005年の決勝戦の時、僕はバルセロナのファンだったので中立的だった。だけど、一緒に見ていた友人のユスフ・ディアッタがリヴァプールのサポーターだったんだ。
彼のことをよく覚えているよ。0-3になったとき、彼は見ていることができず、逃げるように走っていったんだ。
最後に戻ってきた時、彼は信じられないようだったよ。今でも信じられないそうだよ。『戻ってきたら、リヴァプールが勝っていた』って。
ディアッタとは今でもよく話すんだ。彼は『今回は0-3にならないでくれよ』と頼んできたよ。
もし君がそう言ったとしたら、僕は『これは人生のなかで信じられないようなことだ、うまく行けば勝てるだろう』と答えるよ」
「リヴァプールが勝てば、サッカー界にとってはいいことだと思うよ。我々のプレースタイルを考えればね。
世界の全員が求めているとはいわないけどね。レアルのファンはそう思わないだろう。
ただ、世界の全員がレアルのファンでも、エヴァートンやマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティのファンでもないからね。
きっと他の人はリヴァプールがトロフィーを獲得するところを見たいと思っているだろう。
レアルはそれを2回連続で獲得しており、3回目を達成したいと思っている。歴史あるクラブとして彼らを尊敬するが、歴史ならリヴァプールだて負けない。
簡単なことじゃないが、最善を尽くしたいよ。
決勝に臨むのはプレッシャーではないが、信じられないことだね。ただ幸せに思い、興奮している。チームの全員がプレーするのに最高のタイミングだ。
我々は最高の調子にあるよ。疲れはない。このような試合を経験したことはない。キャリアで最も重要なものだ。簡単じゃない。
彼らは経験を持っているし、世界最高のチームだ。しかし我々はクオリティを持っているし、世界のどんな相手でも倒せる」
(リヴァプールは3トップだけで29ゴールを決めているね?)
「君たちはそう書くことができるね。僕はそんな事を言ってはいないけれども。
我々は幸せな男だよ。このレベルで名前を挙げられることはね。お世辞には感謝したいね。
このチャンピオンズリーグでプレーするために、激しい努力をしてきた。偉大な選手たちとともにプレーできることを、いつも誇りに思っている。
人々はこの3トップのことを話しているが、チーム全体が我々を強くしてくれるんだ。
みんながいい仕事をしている。我々がゴールを決めるに助けになってくれている。それが幸せなんだ」