小田原に4歳ポニー 名前は「りぼん」触れ合って

 ポニーと親しむことができる「小田原こどもの森公園わんぱくらんど」(小田原市久野)に、新たにポニー1頭が加わり、26日にお披露目式が開かれた。4歳の雌で白毛が特徴。公募の結果、「りぼん」と命名された。

 小田原白梅ライオンズクラブ(大津清巳会長)が寄贈した。名前の公募には計216票が寄せられ、最多の10票を集めた「りぼん」に決まった。「りぼん」と投票した中から抽選で、ともに保育園児の寺澤大翔(ひろと)君(6)=大井町=と小磯心咲(みさき)さん(4)=同市=が式典に出席し、同クラブから人気テーマパークの親子ペアチケットを贈られた。

 わんぱくらんどのふれあい広場では小学生以下の子どもを対象に、パドックでポニーに乗馬できる(1回300円)。ポニー乗馬を管理している運営事業者「サドルバック」(同市江之浦)によると、4頭が交代で対応しており「りぼん」は5頭目になるという。

 青少年育成に力を入れている大津会長は式典で「ぜひ小田原の緑豊かな自然の中で自由に走り回り、ポニーと触れ合う体験を通じ、健康で伸び伸びと育ってほしい」とあいさつ。同市内の公立保育所の園児が無料で乗馬できるよう、ポニー乗馬券336枚も市に寄贈した。加藤憲一市長は「大きな動物と子どもたちの触れ合いによる教育効果は、大人の想像を超えるものがある。乗馬のチャンスは素晴らしいアクティビティーだと思う」と感謝した。

 同市によると、わんぱくらんどの来園者は年間40万人超。その大半が市外から訪れ、小田原城や小田原漁港に次ぐ市の観光資源になっている。

ポニーの「りぼん」が紹介されたお披露目式 =小田原こどもの森公園わんぱくらんど

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