2018年の全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦は5月27日、スポーツランドSUGOで決勝日朝のフリー走行が行われ、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がトップタイムを記録した。
前日よりやや雲が多いものの、金曜日、土曜日と同じくドライコンディションとなった第3戦決勝日。14時15分の決勝レース前最後の走行セッションとなる日曜フリー走行は、定刻の9時にスタートを迎えた。
このセッションには、前日のフリー走行で大クラッシュした伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING)も車両の修復を終えて参加。エントリーしている全19台が顔を揃えた。
セッション序盤は大きなトラブルなく推移していったがスタートから12分が経過した9時12分、ニック・キャシディ(KONDO RACING)の左リヤタイヤがSPコーナー付近で外れてしまうハプニングが起きた。
このアクシデントを受けてセッションは赤旗中断。幸い、外れたタイヤは他車に当たることはなくランオフエリアへ転がっていったため大きな事故にはならなかった。またタイヤが外れたキャシディも最終コーナーへの進入付近で冷静にマシンを止めている。
車両の回収作業が終わり、セッションは9時23分に走行時間を5分延長して再開された。
セッション再開後は終盤に関口、チェッカー後にダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN)が馬の背コーナーでオーバーシュートしたものの、どちらもクラッシュなどはなくコースへ復帰。そのほかは目立ったアクシデントはなくチェッカーとなった。
トップタイムはソフトタイヤを履いた関口が記録した1分7秒338。2番手にティクトゥム、3番手に小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)が続いた。
また前日のフリー走行以来、およそ24時間ぶりに走行した伊沢は1分7秒691を記録し、8番手でセッションを終えている。
全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦はこのあと、14時15分に決勝レースがスタートする。
■2018スーパーフォーミュラ第3戦SUGO 日曜フリー タイム結果
Pos. No. Driver Team Engine Time
1 19 関口雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA 1’07.338
2 15 D.ティクトゥム TEAM MUGEN Honda 1’07.425
3 18 小林可夢偉 carrozzeria Team KCMG TOYOTA 1’07.471
4 5 野尻智紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda 1’07.599
5 4 山下健太 KONDO RACING TOYOTA 1’07.624
6 7 T.ディルマン UOMO SUNOCO TEAM LEMANS TOYOTA 1’07.653
7 20 平川亮 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA 1’07.666
8 65 伊沢拓也 TCS NAKAJIMA RACING Honda 1’07.691
9 16 山本尚貴 TEAM MUGEN Honda 1’07.743
10 50 千代勝正 B-Max Racing team Honda 1’07.775
11 17 塚越広大 REAL RACING Honda 1’07.813
12 64 N.カーティケヤン TCS NAKAJIMA RACING Honda 1’07.836
13 2 国本雄資 JMS P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA 1’08.056
14 37 J.ロシター VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA 1’08.102
15 1 石浦宏明 JMS P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA 1’08.466
16 36 中嶋一貴 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA 1’08.500
17 8 大嶋和也 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS TOYOTA 1’08.622
18 6 松下信治 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda 1’08.867
19 3 N.キャシディ KONDO RACING TOYOTA 1’08.966