F1モナコGP決勝:リカルドが2年越しの優勝で歓喜の“シューイ”、ガスリーは7位入賞

 5月27日現地時間午後3時10分、モナコGPのスタートを迎えた。朝は晴れ渡っていたモナコの空だが、昼過ぎから雲が増えて曇天の下、降水確率が20%の中でのスタートとなった。気温は25度、路面温度は33度というコンディション。 

 Q3進出ドライバーは全てハイパーソフト、11番手以下はウルトラソフトが中心でセルゲイ・シロトキンとブレンドン・ハートレーだけがハイパーソフトを履いてスタートに臨んだ。

 フリー走行3回目のクラッシュで予選出場がならなかったマックス・フェルスタッペンは3基目のMGU-Kと新品のギヤボックスを投入し最後尾グリッドからの出場を許された。ロマン・グロージャンは前戦のクラッシュで3グリッド降格ペナルティを受け18番グリッドからのスタートとなった。

 だが71周目のヌーベルシケインでルクレールはブレーキトラブルにより、止まりきれず前のハートレーに追突。ルクレールはここでリタイア、ハートレーもリヤウイングを壊しピットに戻ってリタイアとなった。

 VSCによる事故処理を挟んで74周目にレース再開、ここからリカルドは後続を引き離してトップでチェッカーを受け、初のモナコGP制覇を果たした。2位ベッテルは7秒差、3位ハミルトンは17秒差という表彰台でライコネンとボッタスは僅かに届かず。ガスリーはブレーキに問題を抱えたオコンを0.6秒差まで追い詰めるが抜ききれず7位でフィニッシュ。8位ヒュルケンベルグ、9位フェルスタッペン、10位サインツというトップ10となった。

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