高校生平和大使を支援 ギタリスト山口さん コンサート 募金を国連派遣費に

 核兵器廃絶に向け署名を国連に届けている高校生平和大使を支援するためのチャリティーコンサートが27日、長崎市相生町の妙行寺であり、同市のギタリスト、山口修さん(63)が軽やかな音色を届けた。
 妙行寺主催。来場者から寄せられた募金約40万円は国連派遣費用などに充てる。
 山口さんは17歳でプロデビューし、国内外の数々の楽団と共演。現在は平成音楽大(熊本)の非常勤講師を務めながら県内を拠点に活動する。コンサートではタレガの「アルハンブラの思い出」やバッハの「シャコンヌ」などを披露。署名に取り組む高校生を含む来場者約120人を魅了した。
 山口さんは取材に「平和の実現のために若者たちが力を合わせ頑張っている。音楽を通じて、高校生たちを応援していきたい」と話した。

市民や核兵器廃絶に向け署名を集める高校生を前にギターを演奏する山口さん(右端)=長崎市、妙行寺

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