レイズが3回に一挙6得点 初回3失点跳ね返し逆転勝利

【オリオールズ3-8レイズ】@トロピカーナ・フィールド

レイズはベテランリリーフ右腕のセルジオ・ロモが今季4度目となる先発のマウンドに上がり、お馴染みとなりつつある「ブルペン・デー」を実施したものの、ロモが一死しか取れず満塁のピンチを招いて降板し、初回に3点を失う苦しいスタートとなってしまう。しかし、1回裏にブラッド・ミラーの5号ソロで1点を返すと、3回裏にはミラーの2点タイムリー二塁打で同点に追い付いたところから打線がつながり、ジョーイ・ウェンドルとクリスチャン・アローヨのタイムリーなどで一挙6得点。7回裏にはカルロス・ゴメスに6号ソロが飛び出し、投げては3番手のオースティン・プルーイットが5回2/3を無失点という好投を見せて、レイズは8対3で逆転勝利を収めた。

3回裏にリードを6点に広げるタイムリーを放ったアローヨは「僕たちは今、良いプレイをすることができている。チームとして良い野球ができていると感じているよ」とチームの戦いぶりへの手応えを口にした。球界を代表するようなスター選手こそいないものの、ミラーが「ロースターにいる選手全員が内容のある打席を過ごすことができている」と語るように、個の力に依存することなくチームとして戦うことで白星を積み重ねているレイズ。「ブルペン・デー」はその象徴とも言える戦略なのかもしれない。地区二強の背中は遠いが、借金返済は目前(25勝26敗)。レイズは今後もチームとして粘り強く戦っていく。

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