9回に5点差追い付いたインディアンスが劇的サヨナラ!

【アストロズ9-10xインディアンス(延長14回)】@プログレッシブ・フィールド

1点リードの8回表に一挙6点を奪われ、あっという間に5点のビハインドを背負ったインディアンス。しかし、勝利を諦めずに戦い続けたインディアンスに勝利の女神は微笑んだ。5点ビハインドの9回裏、インディアンスはアストロズの守護神ケン・ジャイルズらを攻略して一挙5得点で同点とし、エバン・ギャティスの6号ソロで勝ち越された直後の13回裏にはヨンダー・アロンゾが11号同点ソロ。そして延長14回裏、インディアンスはアストロズ8番手のブラッド・ピーコックから9番打者のグレッグ・アレンがメジャー通算2号となる今季1号ソロを放ち、14イニングにわたる大熱戦にピリオドを打った。

「今夜は感情の起伏がジェットコースターのようだったよ」とインディアンス先発のトレバー・バウアー(8回途中4失点)は試合を振り返った。序盤にリードを奪いながらもビッグイニングで逆転を許し、ビッグイニングで同点に追い付いて、最後は延長14回のサヨナラ弾で決着。バウアーが言うように、感情の起伏が激しくなるのは当然の試合展開だろう。サヨナラ弾を放ったアレンは「間違いなく特別な瞬間だったし、僕は今日の試合を一生忘れないと思うよ。とにかく試合に勝つことができて良かったよ」と大喜び。インディアンスのテリー・フランコーナ監督は「あの打席が素晴らしかった。あれがあったからアストロズは投手交代をせざるを得なかったからね」と9回裏の先頭打者としてジャイルズの17球目を捉え、フェンス直撃の二塁打で出塁したホゼ・ラミレスの働きを絶賛していた。

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