ナ・リーグ最高勝率のブリュワーズが逆転勝利で3連勝

【メッツ7-8ブリュワーズ】@ミラー・パーク

快進撃を続けるブリュワーズは日本時間5月28日のメッツ戦でも勢いを感じさせる逆転勝利を収め、貯金を今季最多の14とした。先発のヨーリス・チャシーンが7回途中5失点で降板し、7回表終了時点で2点のビハインドを背負っていたものの、7回裏にトラビス・ショウのタイムリー、ドミンゴ・サンタナの2点タイムリー二塁打、ジョナサン・ビヤーのタイムリー二塁打で合計4点を奪って逆転に成功。1点リードの8回表は防御率0点台のジェレミー・ジェフレスが打者3人をパーフェクトに抑え、最終回は守護神のコリー・クネーベルがデビン・メゾラコに5号ソロを浴びながらもリードを守り抜いた。ブリュワーズはメッツ4連戦を3勝1敗で終了。ナ・リーグで唯一、6割を超える勝率(.630)をキープしている。

チャシーンが2回表に4点を奪われて逆転を許した直後、ヘスス・アギラーはダグアウトでチャシーンの姿を見つけ、「心配するな。必ず取り返してやるから」と声をかけたという。その言葉の通り、アギラーは3回裏に9号同点3ランを放ち、チャシーンを援護。「打線は調子が良いから、投手陣が耐えていてくれれば逆転できると思ったんだ。俺たちは勝てるぞ、って彼(=チャシーン)に伝えたかったんだよ」というアギラーの言葉からは、チームの戦いに対する自信がうかがえる。「あそこで試合がリセットされたよね」とクレイグ・カウンセル監督もアギラーの同点弾が試合の流れを変えたことに言及。ライアン・ブラウンとエリック・テームズが故障で戦列を離れるなか、打率.325、9本塁打、OPS.986をマークしているアギラーがチームのなかで存在感を増している。

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