ランボルギーニ、ウラカン最速モデルをオープン化した新型スパイダーを日本初披露

 ランボルギーニ・ジャパンは5月28日、東京・原宿でプレスカンファレンスを開催し同社のスポーツカー、ウラカンをベースとする新型オープン『ランボルギーニ・ウラカン ペルフォルマンテ・スパイダー』を国内初披露した。

 ランボルギーニ・ウラカンは、同社の現行ラインアップのなかで、もっとも多くの受注を受ける人気のスポーツカーだ。モータースポーツの世界でもヨーロッパ、アジアなどで行われているランボルギーニ・スーパートロフェオ、スーパーGT300クラスやブランパンGTシリーズなどに参戦するFIA GT3マシン、ランボルギーニ・ウラカンGT3といったレーシングカスタマーカーが数多く生産され、そのリリース数は実に300台に上っている。

 そんなウラカンの最新モデル初披露の場には、日本及び韓国市場のマネージングディレクターを務めるフランチェスコ・クレシ氏、アシア太平洋地域のチーフエグゼクティブオフィサーのマッテオ・オルテンツィ氏が登壇した。

 アンベイルに先駆けて行われたスピーチで「ランボルギーニというメーカーは完璧でなければならない」と語ったオルテンツィ氏。

「我々はデザイン、性能の双方において常に新しいことに挑戦し、他社がやらないことをやっていく。そして、そこにはランボルギーニのDNAとPASSION(情熱)が落とし込まれている」

 ウラカンが世界各地にあるサーキットの市販車レコードを破ってきたことを示す記録映像の放映後には、ウラカン ペルフォルマンテ・スパイダーにニューモデルに360個に上る新パーツが採用されていること、既存モデルであるウラカン・スパイダーから35kgの軽量化を実現させ、さらにV10自然吸気エンジンのパフォーマンスも向上していることが紹介された。

 また、ニューモデルにはドイツのニュルブルクリンク北コースで市販車最速タイムとなる6分52秒01をマークしたウラカン ペルフォルマンテと同様に、ランボルギーニが特許を取得している軽量素材“フォージドコンポジット”を用いたALAアクティブ・エアロダイナミクス・システムが引き継がれ、優れた高速コーナーリングを実現している点も加えて語られている。

 車両ローンチ後には、ゲストして招かれたイタリア駐日大使のジョルジョ・スタラーチェ氏がスピーチを行い「ランボルギーニがまた素晴らしいクルマを日本に持ち込んでくれた。このような芸術的なクルマの発表の場に立ち会えたことをうれしく思う」と挨拶した。

 その後、大使にはウラカン ペルフォルマンテが描かれた額入りのデザインスケッチが手渡され、受け取ったスタラーチェ氏は「オフィスに飾りたいと思う」と笑顔を見せていた。

 最高速度325km/h、0-100km/h加速は3.1秒というパフォーマンスを発揮するハイパフォーマンスオープン『ウラカン ペルフォルマンテ・スパイダー』の国内デリバリーは2018年夏以降を予定しているという。気になる価格は3561万3532円(税込)だ。

ジャパンプレミアされたランボルギーニ・ウラカン ペルフォルマンテ・スパイダー
会場の外に展示されたアヴェンタドールS ロードスター

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