葉山町は、自然の力で生ごみを分解させる「キエーロ」をさらに普及させるため、小型化した2種類の処理容器を新たに発売している。従来よりスペースを取ることなく、庭やベランダに設置することができる。
町が4月から販売しているのは、庭用の「キエーロ・スリム」(高さ44センチ、幅100センチ、奥行き44センチ)と、ベランダ用の「ベランダ・ミニ」(高さ79センチ、幅69センチ、奥行き40・5センチ)。スリムは従来のサイズの2分の1程度、ミニは3分の2程度にそれぞれ小型化した。
町環境課によると、町民から「使いたいが、処理機のサイズが大きく、自宅の庭やベランダに置くことができない」との声が寄せられ、より多くの人に利用してもらうため、容器を小さくした。
ふたが付いた箱に土を入れるだけのキエーロは、土中の微生物によって生ごみを分解させるもので、葉山町をはじめ、多くの自治体で助成制度を設けている。
価格はスリム、ミニとも土付きで2500円、本体のみは千円(葉山町民向け)。問い合わせは、同課電話046(876)1111。