<レスリング>片方がプレーオフ棄権の場合、もう一方の選手は計量なしで代表に決定…強化本部会が理事会に提出へ

 強化本部会は今年の世界選手権の代表選考に関し、プレーオフ実施のケースで該当選手が棄権の意思を示した場合、もう一方の選手は計量することなく日本代表に内定する方針を決めた。

 すでに女子68kg級で全日本チャンピオンが負傷のためエントリーせず、この階級は明治杯全日本選抜選手権(6月14~17日、東京・駒沢体育館)での優勝選手が日本代表となることが決まっているが、他の階級でも、全日本チャンピオンが階級変更や負傷によって7月7日のプレーオフ(埼玉・和光市)に出場しないケースもありうる。

 この場合、もう一人の選手は計量をパスすることで「不戦勝」となるケースだが、試合のないことが分かっているにもかかわらず、減量させて計量するのは不合理と判断。一方が書面にて出場辞退届けを協会に提出した場合は、特別ルールとして、計量なしで日本代表に決めたいという。

 6月8日の協会理事会に提出し、承認を受ければ正式決定される。

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