〔熱中症〕5月21日から5月27日の7日間で669人搬送、前週に比べ減少

総務省消防庁は29日、熱中症による救急搬送状況(速報値)を公表しました。
5月21日から27日の7日間における全国の救急搬送者数は669人で、前週(957人)に比べて288人減少し、前年同期(1095人)と比べて426人減少しました。
傷病の程度別では、初診時において死亡が確認された人は0人で、前週(1人)に比べて1人減少しました。また、3週間以上の入院加療を必要とする重症者は8人で、前週(24人)に比べて16人減少しました。
年齢別では、満65歳以上の高齢者が329人で、全体の49.2%を占めています。
発生場所別では、住居が167人と最も多く、全体の25.0%を占めています。
また、都道府県別では、京都府が43人と全国で最も多く、次いで愛知県が41人、兵庫県が39人となっています。

気温や室内の温度が高い状況下では、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなることによって、体温の上昇・めまい・立ちくらみ・体のだるさ・頭痛・吐き気などの症状を呈し、重症化すると、けいれんや意識の異常など、様々な障害を引き起こします。こまめな水分・塩分の補給、扇風機やエアコンの利用などにより、熱中症の予防に努めましょう。

■熱中症による全国の救急搬送状況(2018/5/21~5/27・速報値)
・救急搬送者数:669人
※前週比288人減、前年同期比426人減

<日別>
・5/21(月):53人
・5/22(火):89人
・5/23(水):16人
・5/24(木):62人
・5/25(金):163人
・5/26(土):97人
・5/27(日):189人

<傷病の程度別> ※初診時の状況
・死亡 :0人
・重症 :8人
・中等症:197人
・軽症 :453人
・その他:11人

<年齢別>
・18歳未満:141人
・18~65歳:199人
・65歳以上:329人

<発生場所別>
・住居(屋内外を含む):167人
・工事現場や工場などの仕事場:50人
・農・畜・水産作業の仕事場(田畑・海など):30人
・教育機関:80人
・屋内(飲食店・病院・劇場など):65人
・屋外(競技場・屋外駐車場など):114人
・道路:100人
・その他:63人

<都道府県別> ※上位5都道府県まで
・京都府:43人
・愛知県:41人
・兵庫県:39人
・東京都:37人
・大阪府:31人

◆総務省消防庁|熱中症情報
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
※総務省消防庁は、上記Webサイトに熱中症の予防啓発コンテンツを設置し、熱中症の予防を呼び掛けています。

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