28日に国際親善試合が行われ、イタリア代表とサウジアラビア代表が対戦した。代表復帰を果たしたFWマリオ・バロテッリの先制ゴールなどで2点を奪ったイタリア代表が、2-1でサウジアラビア代表を撃破し、ロベルト・マンチーニ監督の初陣を見事白星で飾った。
試合後、伊『Rai Sport』のインタビューに応じたバロテッリは「オレたちは再スタートを切るために、示さなければならない欲望を満たせたと思う。良いパフォーマンスが披露できたと思うし、たくさんチャンスを作って試合をコントロールしようともした。残念ながら、W杯に出場できない苦しみは、まだいくつか続いているけどね。傷は開きっぱなしだし、みんなも何が起こったかはよく知っていると思う」と述べた。
そして「オレたちは再び立ち上がらなければならないし、自信を再構築する必要がある。バロテッリが偉大な選手であることは、みんながご存知のことだ。今夜のように素晴らしいゴールを決め、イタリアの大きな役に立てると思うよ」と話している。
さらに、自身の公式Instagramを更新したバロテッリは、復帰弾を亡き友ダヴィデ・アストーリへ捧げた。「遅いことはわかっている。君がすでにあっちへ行ってしまったことも……。でも、今日はオレの親父と一緒にこの試合を見てくれていたと確信している。このゴールは、もはや何の意味もないかもしれないけど、何の役にも立たないかもしれないけど。アストーリ、君に捧げるよ」と綴っている。
サウジアラビア戦ではその成長した姿を披露したバロテッリ。今後は、イタリア代表に輝きを取り戻させる彼の活躍に期待したい。