ワカが7回途中1失点の力投で6勝目 カージナルス快勝

【カージナルス6-1ブリュワーズ】@ミラー・パーク

前日の敗戦によりナ・リーグ中部地区3位へ転落したカージナルスは、首位ブリュワーズとの3連戦の第2戦に今季ここまでチーム2位の5勝をマークしているマイケル・ワカが先発。ワカは三者凡退のイニングが1度しかなく、3奪三振を上回る4四球を与えるなど、決して安定したピッチングではなかったものの、7回途中まで102球を投げてブリュワーズ打線を2安打に封じ、1失点の力投でチームトップに並ぶ今季6勝目をマークした。カージナルス打線は2回表にハリソン・ベイダーの4号ソロ、ジェッド・ジョーコの2点タイムリーなどで4点を先制してワカを援護。投打が噛み合った快勝で、今カードのの対戦成績を1勝1敗のタイに持ち込んだ。

一昨年は防御率5.09、昨季は防御率4.13に終わったワカだが、今季はここまで防御率2.71と安定したパフォーマンスを続けている。今季初登板となった日本時間4月1日のメッツ戦こそ5回途中4失点でノックアウトされたものの、その後は10先発連続で5イニング以上を投げ、うち9試合は2失点以下。今日の試合を含めて8先発連続で2失点以下を継続中であり、4試合連続でクオリティ・スタートを達成している。各指標を見る限り、ツキに恵まれている部分があることは否定できないが、エースのカルロス・マルティネスや精神的支柱のアダム・ウェインライトが故障でローテを離脱するなか、堅実な働きを見せているワカの存在は極めて貴重。このままいけば昨季の12勝を上回るのは確実であり、自己ベストの17勝(2015年)に迫るような活躍を見せれば、チームのポストシーズン進出の確率もグッと高まるに違いない。

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