6~8番で9打点 エンゼルスが14安打の猛攻で快勝

【エンゼルス9-2タイガース】@コメリカ・パーク

ニック・トロピアーノ(エンゼルス)とマイケル・フルマー(タイガース)の両先発で始まった一戦は、下位を中心に打線が見事に機能したエンゼルスがフルマーを攻略し、9対2で快勝。今カードの対戦成績を1勝1敗のタイとした(4連戦で残り2試合)。エンゼルスは2回表にルイス・バルブエナのタイムリーとイアン・キンズラーの3号3ランで4点を先制し、4回表にはバルブエナが5号ソロ。6回表にはマーティン・マルドナードがリードを5点に広げるタイムリーを放ち、8回表はバルブエナの6号ソロとマルドナードの3号2ランで3点を追加してダメ押しした。6番・バルブエナ、7番・キンズラー、8番・マルドナードが各3打点をマークしてチームの全得点を叩き出し、特にバルブエナとキンズラーは3安打3打点3得点の大活躍だった。

試合開始前の時点でバルブエナは打率.220、キンズラーは打率.179の不振に喘いでいた。特にキンズラーは7年連続2ケタ本塁打&2ケタ盗塁を記録しているのが嘘であるかのような大不振。しかし、「ここは僕にとって居心地の良い場所だよ」とキンズラーが語ったように、昨季まで4シーズンを過ごしたタイガースの本拠地コメリカ・パークで本来の輝きを取り戻した。マイク・ソーシア監督は「ルイス(・バルブエナ)とイアン(・キンズラー)は不振脱出のために一生懸命練習していた。彼らが活躍するところを目にするのは嬉しいね」と両選手の活躍にニッコリ。先発のトロピアーノは6回途中2失点と力投し、4人のリリーバーが無失点リレーでタイガースの反撃を封じるなど、下位打線の頑張りに投手陣も応え、投打が噛み合った快勝となった。

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