トレースがサヨナラ打 ヤンキースは新人×ベテランで延長制す

【アストロズ5-6xヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

前日の試合でヤンキースはジャスティン・バーランダーの前に1得点に抑えられ敗戦となったが、今カード勝ち越しに向けて3連戦の2戦目を迎えた。序盤は先制するもシーソーゲームとなり試合は最終回の時点で劣勢状態。チームはこれを跳ね返して同点とし、延長戦では歓喜の時を迎えた。

この日のヤンキースの先発はベテランのCCサバシア。5月は4試合で未だ勝ちがないが、今月初勝利を目指してマウンドに立った。初回はヒットと味方の失策もあり1死一・三塁のピンチを迎えるも続くユリ・グリエルを併殺に仕留めて無失点で切り抜けた。一方のアストロズ先発、チャーリー・モートンはここまで7勝負けなしと絶好調であり、先発陣に欠かせない存在となっている。立ち上がりはブレット・ガードナーに先頭打者弾を浴び、その後も走者二塁となるもこの回を最小失点で抑えた。

先制を許したアストロズは2回、エバン・ギャティスの一発で同点に追いつくとすかさずヤンキースもその裏にグレイバー・トーレスのタイムリーで勝ち越しに成功する。一進一退の攻防は4回、5回に2点ずつを追加したアストロズに流れが傾きかけた。リードを許したヤンキースもアーロン・ジャッジの本塁打で3対5の2点差に迫る。今試合の両先発の成績はサバシアは5回8安打5失点、モートンは6回8安打3失点だった。

試合は5対3とアストロズ優勢のまま最終回を迎えた。このまま負ける訳にはいかないヤンキースは1死一塁からガードナーのこの日2本目となる一発で同点に追いつき、そのまま延長戦に突入した。その後、10回のヤンキースの攻撃では2死からミゲル・アンドゥハーがツーベースで出塁すると、続くトーレスがアストロズ6番手、ブラッド・ピーコックのツーシームをライトへと運んでこれが試合を決めるサヨナラ打となった。

勝利したヤンキースはチームで5失策を記録するもベテランとルーキーの力が融合し理想的な勝ち方となった。敗れたアストロズは最後まで2点リードを守ることができず、今カードの対戦成績は1勝1敗の五分となった。

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