マスグローブが7回1失点 パイレーツ連敗ストップ

【カブス1-2パイレーツ】@PNCパーク

4連敗中のパイレーツが3連戦の被スイープ回避をかけて臨んだ一戦は、先発のジョー・マスグローブが初回にハビアー・バイエズのタイムリーで先制を許しながらも7回1失点の力投。打線は1回裏にジョシュ・ハリソンの先頭打者アーチで同点とし、2回裏にはグレゴリー・ポランコがおよそ半月ぶりの打点となる犠牲フライを放って勝ち越しに成功した。パイレーツは8回をカイル・クリック、9回をクローザーのフェリペ・バスケスが無失点に抑えて1点差で逃げ切り。カブスとの接戦を制し、被スイープを回避するとともに、連敗を4でストップさせた。

パイレーツが接戦を制したこの試合では、両軍のベンチとブルペンが空になる一幕があった。3回裏、先頭打者のマスグローブがヒットで出塁し、続くハリソンの三塁ゴロで二塁が封殺される際に、二塁手のバイエズに向かってスライディングをするような形となった。3連戦の初戦にアンソニー・リゾーが捕手のエリアス・ディアスに向かってスライディングをし、守備妨害か否かの論争が巻き起こった経緯があるだけに、バイエズはこのスライディングに対して敏感に反応。グラウンド上で口論となり、両軍のベンチとブルペンから監督・コーチ・選手が飛び出した。ビデオ判定の結果、マスグローブのスライディングは正当なものと判断されたが、リゾーのスライディングに端を発するこの一件は、両軍の今後の戦いに遺恨を残すことになりそうだ。

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