今季レアル・マドリードはチャンピオンズリーグを制したが、リーグ戦ではバルセロナに大きな差をつけられてしまった。問題となったのはバックアッパー選手の質が落ちたことだ。昨夏にアルバロ・モラタ、ハメス・ロドリゲスらが退団し、レアルの自慢だったBチームの実力は明らかに落ちた。これがリーグ戦とチャンピオンズリーグを両立できなかった1つの原因と言えよう。
今夏にバックアッパー選手を獲得する必要があるが、まず手をつけようとしているのがセンターフォワードのバックアッパーだ。カリム・ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウドの2人をファーストチョイスとし、ガレス・ベイルが退団するならば3番手のFWが必要だ。今季はボルハ・マジョラルが担当したが、抜群の働きだったわけではない。
スペイン『MARCA』によると、そこで目をつけたのが昨夏リヨンへ放出したFWマリアーノだ。昨季はベンゼマ、モラタに次いでマリアーノは3番手の立場にあり、出場機会を求めてリヨンへ移籍。そこで結果を出しており、今季は21得点を記録。チェルシーへ向かったモラタばかりに注目が集まったが、マリアーノのインパクトは絶大だった。
ただし、レアルはマリアーノの買い戻し条項を持っていないとされている。単純に呼び戻すことはできず、昨夏のレアルの動きには誤りがあったと言えるだろう。他にはクラブの下部組織出身選手で、スペイン2部のラージョ・バジェカーノにレンタル移籍しているラウル・デ・トマスを呼び戻す案も出ている。
3番手を誰に任せるのか。これは来季レアルが全てのタイトルを争ううえで大きなカギとなる。モラタが見せていたように、ベンゼマ以上の得点力を発揮してくれるストライカーなら言うことなしだ。
●theWORLDオフィシャルニュースサイトが、サクサク読めるアプリになりました!
Android版はこちら
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.theworldmagazine.www&hl=ja