2年ぶりメジャー復帰のイバルディが6回ノーヒット投球

【レイズ6-0アスレチックス】@オークランド・コロシアム

トミー・ジョン手術を経て、2016年8月以来となるメジャーのマウンドに上がったネイサン・イバルディ(レイズ)が記念すべき復帰初戦で見事なピッチングを見せた。味方の好守に助けられながらもアスレチックス打線にヒットを許さず、6回70球を投げて出した走者は四球による1人だけ。レイズ首脳陣はイバルディのコンディションを最優先してノーヒッターに挑戦させることはしなかったものの、イバルディは6イニングを無安打無得点に抑える好投で2年ぶりの白星を手にした。レイズはロブ・レフスナイダーの2号3ランなどで3回までに4点を先制し、8回表にはジョニー・フィールドの5号ソロなどで2点を追加。一方、アスレチックスはわずか1安打に終わり、4失策と守備も乱れて完敗となった。

イバルディがメジャーのマウンドに立つのはヤンキース時代の2016年8月10日(現地時間)以来。トミー・ジョン手術を経て、今季は開幕から先発ローテーションの一角を担う予定だったが、遊離体除去のために右肘の手術を受け、復帰が今日までずれ込んだ。最速98マイルの速球にスライダーとスプリッターを織り交ぜてアスレチックス打線を翻弄し、「初回は自分のタイミングを見失っていたけど、徐々に本来のピッチングができるようになった」とイバルディは完全復活に向けての手応えを感じた様子。ケビン・キャッシュ監督は「彼のピッチングを6イニングも見ることができて楽しかったよ」としつつも、「今後数ヶ月は彼のピッチングが必要になる。健康が第一だからね」とノーヒッターに挑戦させず、6回限りで降板させた理由を説明した。

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