大谷が先発投手最速101.1マイルも雨天中断には勝てず

【エンゼルス1-6タイガース】@コメリカ・パーク

エンゼルスの大谷翔平は日本時間5月31日に敵地コメリカ・パークで行われたタイガース戦に先発。立ち上がりに2四球でピンチを招き、ニコ・グッドラムに先制タイムリーを浴びたものの、その後は立ち直り、5回3安打1失点の好投を見せた。ところが、4回と5回の間に23分の中断を挟んだのに続いて、6回表のエンゼルスの攻撃中にも雨脚が強まり、今度は41分間の中断。マイク・ソーシア監督は「良いピッチングをしてくれた」と大谷のパフォーマンスを評価しつつも、「雨天による中断が残念だった。もし中断がなければ彼は続投して、我々に勝つチャンスを与えてくれていただろうから」と長時間にわたる雨天中断が降板の理由であることを明らかにした。

なお、この試合の大谷最後の投球となったジャイマー・キャンデラリオへの速球は、時速101.1マイル(約162.7キロ)を計測。今季先発投手最速となるこの1球でキャンデラリオを投手ゴロに打ち取り、5回裏二死二、三塁のピンチを脱出した。しかし、エンゼルスは雨天中断を挟んで大谷をリリーフした救援陣がタイガース打線につかまり、6回裏に大量5失点を喫して敗戦。タイガース4連戦の勝敗はここまで1勝2敗となっており、今カードの勝ち越しが消滅した。タイガースは大谷同様に先発のマイク・ファイヤーズが6回途中1失点で降板したあと、3人のリリーバーが無失点リレーを展開。救援陣の出来が両軍の勝敗を分ける結果となった。

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