北日本から近畿にかけての広い範囲で、大気の状態が非常に不安定となっている。北日本は6月1日（金）朝にかけて、東日本と近畿では31日夜にかけて、局地的な激しい雷雨に注意が必要だ。
南から暖かく湿った空気が流入している一方、北日本と東日本の上空およそ5500メートルに－18℃以下の寒気が流れ込んできている。このため、北日本から近畿地方の広い範囲で大気の状態が非常に不安定となり、北日本から西日本の日本海側を中心に積乱雲が発達している。北海道上川郡比布町で午後4時までの1時間に41.0ミリ、福島県白河市で午後2時前までの1時間に35.0ミリの激しい雨を観測した。
北日本はこれから6月1日朝にかけて、東日本と近畿は31日夜にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意が必要だ。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保を心掛けたい。また、ひょうが降るおそれがあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要だ。
