「高齢者」見直しに手応え 小泉氏ら首相に提言

 「高齢者」の名称や定義の見直しをはじめとする社会保障改革の提言をまとめた自民党の人生100年時代戦略本部のメンバーが31日、首相官邸を訪れ、安倍晋三首相に提言を手渡した。事務局長を務める小泉進次郎氏(衆院神奈川11区)は面会後、現在63歳の安倍首相から「『俺もあと2年で高齢者と言われると嫌だな』という言葉もあった」と明かし、手応えを感じた様子だった。

 面会では岸田文雄政調会長が「(政府が6月に策定する)骨太方針などに提言を反映させてほしい」と要請。安倍首相は「刺激的でチャレンジング。こういった意欲的な議論はどんどんやってもらいたい」と激励したという。

 同戦略本部の提言では、2024年に50歳以上の人口が5割を超えるとし、年金制度や働き方を見直す改革案を19年末までに取りまとめるよう求めている。

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