初回5得点のタイガースがエンゼルス4連戦に勝ち越し

【エンゼルス2-6タイガース】@コメリカ・パーク

タイガースの本拠地コメリカ・パークで行われたエンゼルスとタイガースによる4連戦の最終戦は、エンゼルス先発のアンドリュー・ヒーニーに初回5得点の猛攻を浴びせたタイガースが6対2で快勝。4連戦を3勝1敗の勝ち越しで終えた。初回のタイガースは一死からニコラス・カステヤーノスが二塁打で出塁してチャンスを作り、ジャイマー・キャンデラリオのタイムリー二塁打で先制。二死三塁となってジョン・ヒックスのタイムリーでリードを2点に広げ、さらに二死満塁からビクトル・レイエスが左中間を破る三塁打を放ち、三者が生還した。エンゼルスはヒーニーが2回以降立ち直ったものの、打線がタイガース投手陣を攻略できず。初回の5失点を挽回することはできなかった。

主砲のミゲル・カブレラが戦列を離れ、ホゼ・イグレシアスやレオニス・マーティンも欠場するなか、今日の試合では先発のライアン・カーペンターと三塁手のキャンデラリオにアクシデントが発生し、戦線離脱が濃厚となったタイガース。しかし、「8番・レフト」で先発出場したレイエスが3安打3打点の活躍を見せ、カーペンターの後を受けて急遽マウンドに上がったワーウィック・サポールドが2回無失点の好投で勝利投手となるなど、試合に出場した選手が各自の役割をしっかりこなし、チームを2014年以来4年ぶりとなる対エンゼルスのカード勝ち越しへと導いた。「2番・指名打者」で先発出場して3安打の活躍を見せたカステヤーノスは「俺たちは自分のために戦っているんじゃない。チームのために戦っているんだ。誰も負けたいなんて思っていないよ」と力強くコメント。選手たちの献身的な働きにより、タイガースは地区2位をキープして5月の戦いを終えた。

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