キンターナが6回無失点の好投で6勝目 カブス快勝

【カブス5-1メッツ】@シティ・フィールド

地区首位のブリュワーズを4.5ゲーム差で追うカブスは、日本時間6月1日から始まった敵地シティ・フィールドでのメッツ4連戦の初戦にホゼ・キンターナが先発。キンターナは初回三者連続三振という最高のスタートを切ると、3回裏一死満塁の大ピンチを無失点で乗り切り、6回97球を投げて被安打3、奪三振6、与四球2、無失点の好投で今季6勝目をマークした。打線は5回表にベン・ゾブリストの4号2ランで先制し、6回表にはカイル・シュワーバーのタイムリーで3点差。7回表と9回表にもそれぞれ1点を追加し、リリーフ陣がメッツの反撃をブランドン・ニモの6号ソロによる1点に抑えて5対1で4連戦の初戦を制した。

「投」のヒーローがキンターナなら、「打」のヒーローはゾブリストだろう。「1番・二塁」で先発出場したゾブリストは、3回表の第2打席でレフトへのヒットを放つと、5回表の第3打席でメッツ2番手のハンセル・ロブレスから4号先制2ラン。7回表無死一塁で迎えた第4打席ではライトへの二塁打を放ってチャンスを広げ、貴重な追加点を呼び込んだ。三塁打が出ればサイクル達成の第5打席は二塁ゴロに倒れ、快挙達成はならなかったものの、5打数3安打2打点の活躍でチームの勝利に大きく貢献。試合途中で二塁からレフトへ移るなど、自慢のユーティリティ性も健在であり、打率.291、OPS.827と好調な37歳のベテランは今季もチームに不可欠な戦力となっている。

© MLB Advanced Media, LP.