首位攻防第1ラウンドを制したブレーブスが地区首位再浮上

【ナショナルズ2-4ブレーブス】@サントラスト・パーク

日本時間6月1日、ようやく「定位置」の地区首位に立ったナショナルズと、それを0.5ゲーム差で追う2位・ブレーブスの首位攻防4連戦がスタートした。初回にナショナルズがアンソニー・レンドンの犠牲フライで先制したが、ブレーブスは2回裏にプレストン・タッカーのタイムリー二塁打などで2点を奪って逆転に成功。ナショナルズは直後の3回表にレンドンのタイムリーで同点とするも、その裏、ブレーブスはフレディ・フリーマンのタイムリー二塁打で勝ち越しに成功した。序盤に2失点を喫したブレーブス先発のショーン・ニューカムはその後立ち直り、7回2失点の好投。一方、ナショナルズ先発のタナー・ロアークは7回裏にオジー・アルビーズにタイムリー二塁打を浴び、7回途中4失点と踏ん張り切れなかった。ブレーブスはニューカムからダン・ウィンクラー、アローディス・ビスカイーノと繋いで2点のリードを守り抜き、4対2で勝利。ナショナルズから地区首位の座を奪い返した。

2カード連続スイープで6連勝、直近9試合で8勝1敗という快進撃で地区首位に浮上したナショナルズの勢いにのまれなかったブレーブスの強さはホンモノなのかもしれない。24歳のニューカムが7回2失点の好投で今季6勝目をマークし、27歳のタッカーと21歳のアルビーズもそれぞれ貴重なタイムリー。打線の中軸を担うフリーマンとニック・マーケイキスも二人合わせて5出塁と存在感を示し、若手から中堅・ベテランまで、チーム一丸となった戦いで地区優勝の大本命から勝利をもぎ取った。7回終了時点でリードしていれば、防御率0.77のウィンクラーと防御率2.28のビスカイーノの必勝リレーで万全。得点パターンと勝ちパターンが確立されているブレーブスの快進撃は決してフロックではなく、地区優勝争いに加わるチームに相応しいものと言えるだろう。

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