メクル第279号 みんなで「ナンジャモンジャ音頭」 対馬・比田勝小

 対馬(つしま)市上対馬町の市立比田勝(ひたかつ)小(鍵本誉洋(かぎもとたかひろ)校長、108人)で5月27日、運動会があり、全校児童と地域(ちいき)住民が町の花木「ヒトツバタゴ」をテーマにした「ナンジャモンジャ音頭(おんど)」を踊(おど)りました。
 ヒトツバタゴはキンモクセイの仲間で、毎年5月に同町鰐浦(わにうら)地区で真っ白な花を一面に咲(さ)かせます。あまり知られていない木なので「ナンジャモンジャ」とも呼(よ)ばれています。1980年に町の花木に指定されました。
 「ナンジャモンジャ音頭」は同町が82年に制作(せいさく)。町内の名所を歌詞(かし)にちりばめ、「ナンジャ、ナンジャモンジャ(ソレ)」と景気よく歌い上げています。同校では毎年、運動会のプログラムに取り入れており、今年も運動場いっぱいに広がった児童の輪の中に地域住民約30人も加わり、一緒(いっしょ)に手をたたいて踊りました。
 手を大きく振(ふ)り上げて踊った6年の木寺恵莉香(きでらえりか)さん(11)は「4年生の弟がいるので、中学生になっても参加したい」と笑顔。母の幸美(さちみ)さん(50)は「見よう見まねで何とか踊りきりました」と話しました。

「ナンジャモンジャ音頭」を踊る比田勝小の児童と保護者ら=対馬市立比田勝小

© 株式会社長崎新聞社