横浜市、崩落対応で施工者戒告 南区の工事現場

 横浜市建築局は1日、同市南区堀ノ内町の建築工事現場の斜面崩落に適切に対応していないなどとして、建築主と工事施工者に対し、11月までの期限内に安全措置を行わなければ行政代執行を行うと文書戒告したと発表した。戒告は5月31日付。

 同局によると、現場は一戸建て住宅5棟の建築が計画され、工事中。2010年4月と同9月に現場や隣接地の斜面が崩落し、15年4月にも現場の斜面が崩落。市は危害防止措置が講じられておらず、建築基準法に違反しているとして、10年10月と17年12月に是正措置命令を出したが、いずれも完全に履行されていなかった。

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