【順位結果】インディカー第7戦デトロイト決勝レース結果/琢磨は今季最上位

 インディカー・シリーズ第7戦がデトロイト・ベルアイルパークで開催され、2日に行われた第7戦は、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)がシーズン初勝利を挙げた。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、今季最上位となる5位を獲得している。

 土日それぞれ予選と決勝を行うダブルヘッダー戦で開催されるデトロイトでのインディカー・シリーズ。2日に行われた第7戦は、シボレーのホームレースでホンダ勢が席巻する。

 晴天のもとスタートした第7戦の決勝レースは、ポールポジションのマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)が序盤をリードし、ディクソンが続いていく。

 10周を過ぎるとソフトのレッドタイヤが厳しくなるもマルコはトップをキープして23周目終わりでピットイン。翌周にディクソンがピットに向かい、マルコの前でピットアウトを果たす。ブラックタイヤでスタートしたレイホールもマルコの前でピットアウト。

 3ストップ作戦のライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)をトップに、ディクソン、レイホール、マルコ・アンドレッティの順で中盤戦に。

 32周目終わりで2回目のピットを終えたハンター-レイはマルコ・アンドレッティの前の3番手でピットアウト。リーダーに立ったディクソンは、2スティント目をガンガン飛ばし自己ベストを連発。後ろのレイホールにすでに6秒のリードを築く。

 レッドタイヤが厳しくなったレイホールはハンター-レイに攻め立てるもポジションをキープし、45周目終わりで最後のピットインへ。しかし、47周目にウォールにヒットし、このレース初のリタイアドライバーに。

 セーフティカー導入後、残り17周でレースは再開。トップはディクソン、ハンター-レイ、マルコ、アレクサンダー・ロッシ、エド・ジョーンズ(チップ・ガナッシ)、佐藤琢磨は6番手。

 残り14周で今度はこのレースがデビューのサンティーノ・フェルッチがクラッシュを喫し再びイエローに。

 ディクソンは2度のリスタートもうまくトップをキープし、後続に隙を見せずにそのままチェッカーフラッグ。今季初優勝を挙げた。2位は3ストップ作戦をうまく決めたハンター-レイ。3位にロッシが入った。

 2011年以来の勝利を目指したマルコは4位。琢磨はジョーンズを交わして今季最上位となる5位でフィニッシュした。

 シボレーのホームレースのデトロイトグランプリだが、トップ6をホンダが独占。シボレー最上位は7位のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。

インディカー・シリーズ第7戦デトロイトグランプリ決勝レース結果

Pos. No. Driver Team Eng Laps SP

1 9 S.ディクソン チップ・ガナッシ H 70 2

2 28 R.ハンター-レイ アンドレッティ・オートスポート H 70 5

3 27 A.ロッシ アンドレッティ・オートスポート H 70 4

4 98 M.アンドレッティ アンドレッティ・ハータ・オートスポート H 70 1

5 30 佐藤琢磨 レイホール・レターマン・ラニガン H 70 7

6 10 E.ジョーンズ チップ・ガナッシ H 70 11

7 12 W.パワー チーム・ペンスキー C 70 6

8 6 R.ウィケンス シュミット・ピーターソン H 70 3

9 1 J.ニューガーデン チーム・ペンスキー C 70 14

10 21 S.ピゴット エド・カーペンター・レーシング C 70 12

11 5 J.ヒンチクリフ シュミット・ピーターソン H 70 9

12 26 Z.ビーチ アンドレッティ・オートスポート H 70 16

13 18 S.ブルデー デイル・コイン・レーシング H 70 17

14 14 T.カナーン A.J.フォイト・レーシング C 70 15

15 4 M.レイスト A.J.フォイト・レーシング C 70 21

16 20 J.キング エド・カーペンター・レーシング C 70 20

17 22 S.パジェノー チーム・ペンスキー C 70 13

18 88 G.チャベス ハーディング・レーシング C 70 19

19 23 C.キンボール カーリン C 70 22

20 59 M.チルトン カーリン C 70 10

21 32 R.バインダー ユンコス・レーシング C 67 23

22 19 S.フェルッチ デイル・コイン・レーシング H 55 18

23 15 G.レイホール レイホール・レターマン・ラニガン H 45 8

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