ヤンキース・田中が4失点も粘投で7勝目 通算700奪三振も達成

【ヤンキース8-5オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

ここまで3連勝と再び波に乗るヤンキースの今試合の先発を任されたのは田中将大。初回にアダム・ジョーンズに先制弾を浴びるとその後もピリッとせず6回途中4失点と降板した。1試合3被弾と課題を残したものの、7奪三振を記録するなど修正能力を発揮。粘りの投球をみせた。

悪天候により試合開始が1時間44分遅れる中で始まった試合は田中が初回から失点する立ち上がりとなったが、彼を救ったのは自慢の強力打線だった。2回、相手先発のケビン・ゴーズマンがミゲル・アンドゥハーが逆転2ランを放つ。また、続く3回にはジャンカルロ・スタントンにも2ランが飛び出すなど序盤で4対2とリードをした。リードをもらった田中だったが、6対2で迎えた6回にはマニー・マチャドに一発、ダニー・バレンシアにツーベースを浴びたところで降板。その後も打線はさらに2点を追加し8対5で逃げ切って今カード勝ち越しを決めた。

田中自身は今季7勝目を挙げ、同時にメジャー通算700奪三振も達成した。しかし本人は納得がいかない表情。これぞチームを支えるエースの自覚と言えるだろう。一方の敗れたオリオールズは先発、ゴーズマンが9奪三振も6失点と精彩を欠き、打線も11安打を放つもも反撃しきれなかった。

© MLB Advanced Media, LP.