ロッテ土肥4回途中3失点で初勝利ならず ピンチ招き「本当に申し訳ないです」

ロッテ・土肥星也【写真:荒川祐史】

今季3度目の先発もプロ初勝利はお預け

■ロッテ 7-5 広島(3日・ZOZOマリン)

 プロ初勝利を狙って、3日の広島戦(ZOZOマリン)に今季3度目の先発をしたロッテ・土肥星也投手は粘りを見せはしたが、3回1/3、7安打3失点で降板した。

 初回2死から菊池、丸、鈴木の3連打でいきなり2点を失った。その裏中村、清田の適時打で同点。3回には清田の一ゴロで勝ち越しバックも必死に援護。だが、2回以降は毎回先頭打者を出し、4回は1死二塁から會澤に115キロのチェンジアップを弾き返され同点にされ、なおも1死満塁のピンチでマウンドを降りた。

 今季3度目の先発となったがプロ初勝利はまたもお預け。「初回2アウト取った後の失点、ストレートが浮いて、思ったところに決まらず、リズムが悪かった。ピンチを招いて交代という形で本当に申し訳ないです」と反省を口にした。

 試合は下位打線の頑張りで逆転、中継ぎ、抑えも機能して7-5と広島打線に打ち勝った。井口監督は「先頭バッターを出すケースが多かった。自分のリズムで投げられなかったと思う。3失点だが、ある程度はゲームを作ってくれた」と、それなりの評価はした。

 5日からDHのないセの本拠地ゲーム中日、阪神6連戦で、中継ぎ不足が懸念されるため指揮官は「次回は(先発を)1回飛ばして中継ぎを考えている」とリリーフ待機させることを明らかにした。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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