『Sportskeeda』は21日、「バルセロナが今夏獲得しなければならない5名の選手」という記事を掲載した。
今季はリーガ・エスパニョーラを制覇したものの、チャンピオンズリーグではローマに敗れてしまい、エルネスト・バルベルデ監督退任の噂もあるバルセロナ。
決して全面的に良いシーズンだったとは言えず、今夏のマーケットでは更に大きな動きがあるのではないかと考えられている。
その中で、バルセロナが向上するために獲得を検討しなければならない5名の選手とは?
ファウジ・グラム(ナポリ)
ナポリは今季傑出したシーズンを過ごした。ファウジ・グラムが怪我をしてしまうまでは。この27歳のサイドバックがどれだけの影響を持っていたかが分かる。
リヤド・マフレズも超えて、彼は昨年のアルジェリア最優秀選手になった。マウリツィオ・サリのシステムは、彼のような選手がいて初めて完璧に遂行される。
ジョルディ・アルバが30代になり、リュカ・ディーニュが今ひとつであることを考えれば、グラムを獲得するにはいい時期だ。
マリオ・ルイが後半戦でいいプレーを見せていたことを考えれば、ナポリでの彼のポジションも安泰ではない。バルセロナが獲得に臨むことは、両方の当事者にとって良いものだろう。
セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ(ラツィオ)
セルヒオ・ブスケツはバルセロナのエンジンである。ヨーロッパ最大のクラブであり続けられた理由は、彼がいたからだろう。
しかしブスケツは30歳になっており、それが少し懸念点として考えられる。
ミリンコヴィッチ=サヴィッチを獲得すべき理由はそれだ。彼は無欠のMFである。
空中戦にも強い。ボールもつなぐ。相手を抜き去ることもでき、攻撃で相手の脅威にもなる。ゴールだって獲れる。
守備的なブスケツとは違うが、中盤のシステムを変えることができる存在である。もしくは、ミリンコヴィッチ=サヴィッチを中心にチームを組み替えてもいいだろう。
マルコ・ヴェッラッティ(PSG)
アンドレス・イニエスタは置きかえられない存在だ。ただ、エルネスト・バルベルデ監督やバルセロナが、後継者を探そうとしないわけではない。
レジスタとしてヴェッラッティを狙っていることはこれまでも伝えられてきた。イニエスタが離れたのなら、その役割を継げる選手はそういないが、彼ならば。
イニエスタに欠けていた体格面は、ヴェッラッティにも期待できないが、それでも他の多くの点で彼は優れている。
パスの選択、豪快なドリブルスキル。ボールに強いタックラーでもあり、切り替えも鋭い。
常に栄光の下にいる選手ではないが、ヴェッラッティは間違いなく現代最高のMFの一人である。イニエスタがいなくなったのなら、獲得すべきだ。
ティモ・ヴァーナー(RBライプツィヒ)
長期的にルイス・スアレスを置きかえられる選手を探さなければならない。その課題に直面するバルセロナは、ドイツ代表のストライカーを見るべきだ。
ティモ・ヴァーナーはまだ22歳だが、ブンデスリーガ有数の点取り屋になっている。ミロスラフ・クローゼのあとを継げる存在だ。
ヨアヒム・レーフ監督も彼を信頼しており、コンフェデレーションズカップでも重用。『ターボ・ティモ』という愛称もついた。
彼は今季公式戦すべてで22ゴール7アシストを記録した。バルセロナがスアレスの後継者を探すなら、ヴァーナーを見ないのは不可解だ。
アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー)
グリーズマンの移籍に関する噂については最終章を迎えていると言える。昨年夏にはマンチェスター・ユナイテッドとの交渉が合意に近づいたが、最後に踵を返した。
そして、現在ではグリーズマンがバルセロナへの移籍に近づいているという。これまでにないほどに。記事を信じればだが。
グリーズマンは間違いなく世界でも最高の選手である。特に言葉を加える必要もなく、才能のあるスコアラーである。
電撃のようなスピード、繊細なドリブルスキル。スペインでも最もエキサイティングな選手になった。
今季も公式戦29点を決めており、その実力については疑いがない。メッシ、スアレス、グリーズマン、コウチーニョが並ぶところを想像してみればいい。