障害者と住民が交流 藤沢でまつり

 障害者と地域住民らが交流を深める「太陽の家まつり」が3日、藤沢市鵠沼海岸の市太陽の家(市心身障がい者福祉センター)で開かれた。今年で43回目で、施設利用者と家族、近隣の住民が一緒にゲームやステージイベントなどを楽しんだ。

 会場には、利用者が制作した絵画や陶器、染色などの作品展示=写真=のほか、飲食や趣向を凝らした出し物の出店がずらり。近くに住む子どもたちがミニボウリングゲームや陶芸品作りに参加したり、ステージで見事なダンスを披露した施設職員に拍手を送ったりし、楽しいひとときを過ごしていた。

 永井洋一所長は「祭りを通してみんなの笑顔を見てもらい、地域との相互理解を深めていけたら」と話していた。

 市太陽の家は1975年の開設で、現在は指定管理者の社会福祉法人光友会(同市獺郷)が運営。18歳以上の知的障害者の生活介護事業所や、就学前の子どもの児童発達支援センターなどがあり、約300人が利用しているという。

太陽の家利用者が制作した絵画や陶器、染色などの作品が展示された会場=藤沢市

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