レスターが投手戦制し今季6勝目 カブスはメッツをスイープ

【カブス2-0メッツ】@シティ・フィールド

メッツ4連戦を戦っているカブスは既に今カード3連勝と勝ち越しを決め、スイープを目指して4戦目に臨んだ。中盤までは緊迫した投手戦が展開され、両軍ともに得点がなかったが、試合を決めたのはカブスの相手守備の隙をついた攻撃的走塁だった。

この日のカブスの先発はここまで5勝を挙げているジョン・レスター。初回はいきなり2者連続四球でピンチを迎えるも後続を3者連続三振に抑えて無失点スタートとなった。一方のメッツ先発、スティーブン・マッツは10球でカブス打線を3者凡退に抑えて両先発ともに上々な立ち上がりとなった。その後はお互いに走者こそ許すも得点許さず6回までは無得点と静かな試合展開となった。

均衡が破れたのは7回のカブスの攻撃。無死一・三塁のチャンスをつくるとイアン・ハップの打席時、マッツが一塁けん制中に三塁走者だったハビアー・バイエズがホームスチールを成功させ先制。結果、カブスはダブルスチールで今試合初得点を挙げた。その後、1死一・三塁となり打席に立ったベン・ゾブリストがセカンドフライに倒れたが、二塁を守るルイス・ギロームの捕球体制が悪いことを確認した三塁走者のウィルソン・コントレラスが一気にホームへと帰りカブスにさらなる追加点を挙げた。結果、ゾブリストの記録は犠牲フライとなった。

この2点で勝利投手の権利を得たレスターは7回のメッツの攻撃を無失点で抑え、7回2安打無失点で降板した。一方のマッツも7回5安打2失点と先発として十分な働きをした。試合は2対0とカブスリードのまま最終回へ。最後はブライアン・ダンシングが締めて試合終了。先発のレスターは今季6勝目、チームは今カード全勝となった。。敗れたメッツはマッツが好投するも打線の援護がなく今季4敗目を喫した。

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