ロシアワールドカップ出場を逃す絶望を味わったイタリア代表は、ロベルト・マンチーニを迎えて再スタートを切った。マンチーニ体制でまず取り組まなければならないのは、若手の積極起用だ。2006ドイツワールドカップ制覇以降イタリアは上手く世代交代が進まず、ベテラン組を長く引っ張りすぎてしまった。
変化の色は徐々に出てきている。1-3で敗れはしたものの、先日のフランス代表との親善試合ではDFマッティア・カルダーラとMFロランド・マンドラゴラが揃ってA代表デビュー。他にもフェデリコ・キエーザやロレンツォ・ペレグリーニ、ドメニコ・ベラルディら若手が先発出場している。
仏『RMC Sport』によると、20歳のマンドラゴラは若手育成の面でフランスに劣っているところがあると認めており、どんどん若手を信用してほしいとコメントしている。
「代表デビューは興奮したよ。フランスは世界ベストチームの1つで、こういうゲームは僕たちの成長に繋がる。フランスは若手の起用という面において僕たちの先を行っていて、イタリアよりもかなり早い段階から若手を信頼している。イタリアサッカー界もそのやり方で先に進めることを願うよ」
なかなか結果は出ないかもしれないが、イタリアサッカー界には少しの我慢が必要なのだろう。まずはEURO2020へ、そして2022ワールドカップでもう1度上位進出を目指す。
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