アイ・ロボティクス、ドローンを利用したプラント向けソリューションを開始。工期短縮・コスト削減を可能に

ドローンが利用されるプラント・イメージ(pixta)

株式会社アイ・ロボティクスは、研究・実証実験の実績をもとに、将来的にプラントオペレーションにドローンの導入を検討する企業へのPOC提供やコンサルティングを開始する。ドローンを利用したこれらのプラント向けソリューションの実現により、従来の工程に比べて約20%~50%の工期削減とコスト低減が可能になるとしている。

高度経済成長期に建築された国内の大規模プラントは建築から数十年を経て老朽化しており、沿岸部に建てられていることも多いため、腐食を防ぐためにも恒常的にメンテナンスを必要としている。しかし、高所においては足場を組んで作業をするために工期が長くなることや、労働力減少による職人不足が現実的に懸念として挙げられており、対策を求められてきた。また、ロボティクスを利活用して産業における課題解決を行うことは日本政府の方針でもある。

同社のプラント向けサービスの特徴は以下の通り。

  • 有線給電を採用した場合、長時間飛行が可能。バッテリーを搭載しないため発火の危険が低下
  • 有線コントロールと組み合わせる事により、工場内機器の電波による誤作動を防ぐことが可能
  • プロペラ多重化による破損時の安全な着陸、有線範囲内に限ることによる安全確保が可能
  • ユーザーによるドローンの資産化やメンテナンスが不要
■想定されるプラント
  • 石油精製所
  • 石油化学プラント
  • 製鉄所
  • ガスプラント
  • 製紙工場
  • 造船所
  • 大規模製造工場
  • 大規模倉庫
  • 空港
  • 港湾設備
  • 発電所(火力・原子力)
  • 核燃料廃棄物処理場等の大規模プラント

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